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キャップの代謝が常人より6.8倍ってことは食事は1日21食!?科学で分析する「MARVEL空想科学読本」

小学生の頃、本屋で「空想科学漫画読本3」という本に出会いました。その本は、漫画のありえない描写を科学的に検証してみるというものでした。「スラムダンク」には流川が自転車を居眠り運転してたら停車している自動車に激突して自動車が大破するというギャグシーンがあるのですが、自動車のヘコミや流川のぶっ飛び具合を見てどれほどの速度でぶつかったのかなどを大人がマジメに考えていて、大事故じゃないかと笑い転げていたことを覚えています。

空想科学「漫画」読本〈3〉

空想科学「漫画」読本〈3〉

 

大人になってから、空想科学漫画読本の著者である柳田理科雄氏の子ども向けイベントが近くで行われると知り、見に行ったこともありました。 科学の面白さを漫画やアニメを通して子どもたちに伝える内容は、僕が空想科学漫画読本に出会った時のことを思い出させてくれました。最後に子どもたちからの質問コーナーで、今気になっていることを聞かれ「ワンピースのルフィが幼い頃からかぶっている麦わら帽子が劣化しないことが気になっている」と言っていて笑いました。

柳田理科雄氏がTwitterで質問を募集している時には、アイドルグループ「Berryz工房」嗣永桃子(ももち)さんのツインテール、通称天使の羽で空を飛ぶにはどうしたら良いですか?と質問し、検証してもらったこともありました。

その時の返信は「嗣永桃子さんはご自身のツインテールを天使の羽と呼んでいる。この天使の羽で飛べるのか。カモメは、体重1.7kg。翼の長さは、片側75cm、桃子さんの体重は、桃29個分との事なので、5.8kgぐらいか。とすると、天使の羽を1.4mぐらいまで伸ばせば、飛べるはず。」とのことでした。

ももちは自身の体重を桃29個分と言っていて、その公式情報を元に検証していただきました。実際、体重がもしそうだとしても髪じゃあカモメみたいに羽を動かせないから飛べないんじゃないか?とかヘアスプレーは空気抵抗に耐えられるのか?など思っちゃいますが、柳田氏の空想科学に惹かれるところは、真実よりもユーモアの部分。

ももちの身長は149.9cmで同じ身長の日本人女性の平均体重はいくつで人力飛行機がどうのこうのでそこから考えるに……とか生真面目に返されてもつまらないですよね。そもそもツインテールで空を飛ぶなんて無理だと思うし。

空想科学読本は、様々な題材を科学的にユーモアを交えて分析し、子どもたちが科学に興味を持つキッカケを作ってくれる、そんなシリーズです。前置きが長くなってしまいましたが、今回は「MARVEL空想科学読本」を紹介します。

 

MARVEL空想科学読本

MARVEL マーベル空想科学読本 (講談社KK文庫 A 22-24)

 

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の映画を観ていくうちに、様々な能力を持つ個性的なヒーローたちに惹かれていった柳田理科雄氏が、映画やコミックの設定に基づきその能力を科学で分析!

アイアンマンのパワーはどれくらいなのか分析したら、東京でぶん殴られた敵は新宿まで飛んでいっちゃったり、キャプテン・アメリカの代謝は常人の6.8倍なので、1日に食事は21食が必要でお風呂は7回も入らないといけない、Dr.ストレンジが瞬間移動をする場合は目的地を地球儀で確認、それに天気予報も見ておいた方が良いことや、ヴィブラニウム製のブラックパンサーのスーツは衝撃を吸収したら発熱して夏場はちょっと嫌かもなどなど作品を見る上ではどうでもいいことが判明したりしちゃってます。

「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」での衝撃のラスト、サノスが指パッチンすると全宇宙の生命が半分消滅……!サノスは宇宙の均衡を保つために増えすぎた生命を半分減らして、サノスの言い分も一理あるなんて僕は思っていましたが、そんなことすると自動車の運転手が消えたら交通事故が多発し、病院には医者も消えて怪我人の手当てもできず、人間以外の生態系も元々メスが少ない種は子孫を増やすことに影響もでるし生命半分消してもそれだけじゃ済まないよってそりゃあそうですね。僕もブログを見てくれてる人が半分に減ったら嫌だし。やっぱりサノスはけしからんな!

勘違いしてはいけないのが、分析して「こんなのありえないよ!」とケチをつけてるわけではなく、柳田氏はフィクションの表現を借りて科学の面白さを伝えようと尽力しているんです。ぜひ、マーベル好きの子どもに読んでもらいたい!きっと科学に興味をもつ1冊です(もちろん大人が読んでも面白いです)。ちなみに、今回のブログを分析すると前置きの方が長かったです。すみません。

MARVEL マーベル空想科学読本 (講談社KK文庫 A 22-24)

MARVEL マーベル空想科学読本 (講談社KK文庫 A 22-24)

 

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