主演、小松菜奈さんと門脇麦さん。2人が歌う曲を秦基博さんとあいみょんさんが提供しているとのことで気になっていた映画を見ました。
さよならくちびる(※ネタバレ有り)
主な登場人物
ハル
インディーズバンド「ハルレオ」の作詞作曲をしていて、その才能がある。レオのことが好き。
レオ
ハルに誘われ音楽をやることに。カリスマ性があるが自分を大切にできずいつも変な男について行って顔面殴られている。シマのことが好き。
シマ
元ホストでローディー。ハルのことが好き。
感想:3人とももっと愛想よくすればいいのに
玄関から放り投げ出されるリュックを拾って歩き出すシマ、鍵をかけてギターを背負って後を追うハル、車に乗り込むと菓子パンを食べているレオがいて、ハルはタバコを吹かしながらシマに「そこのバカ女に車内飲食禁止だって思い出させて」という。するとレオは「喫煙も」と言い返す。
開始数分でなんなんだこの重苦しい雰囲気は……歌うことの喜びが溢れ出している「キャロル&チューズデイ」のような作品だと勘違いしていた僕にとってはシンドイぞ。ていうか車内で飲み物も飲めないのは過酷だろ……これから車で全国7都市ハルレオ解散ツアーをしなきゃなのに。
物語は解散に向かう現在と、ハルレオ結成時の過去の話が入り混じり、今日に至るまでが明らかになっていく作り。ハルとレオがバンドをやっていくうちに仲が悪くなっていくのかと思ったらそうでもなくて、むしろ今でも2人とも互いのことが好きで、尊敬してて、でもシマを含めた3人とも不器用でどうしようもない人たちで。見ていると、この人たち本当は解散したくないんだなあって思いました。
んで結局解散はしない。悪態をつきながらも結局は離れられない3人なのでした、ちゃんちゃん。見終わると「だからなんなんだ」と思ってしまって、何がしたかったのか僕にはよくわからんかったです。
ハルの歌詞が自身の胸の内を書いていることはわかるしそれが物語に繋がっているんですけど、なっがーいミュージックビデオを見ているような感じ。
ただ、秦基博さんが提供した主題歌とあいみょんさんが提供した挿入歌2曲を歌う小松菜奈さんと門脇麦さんは素晴らしくて、ライブシーンだけでも見てよかったなと思いました。
追記
視聴してから1週間たっても毎日気づけば口ずさんでいるので、良い曲なんだと思います。あいみょんさんの「たちまち嵐」を一番口ずさんでいます。
根拠もない 足跡もない 紡いだ言葉も それほどないけれど
ついておいで きっとこの先も
嵐は 必ず 来るが大丈夫さ
合わせてオススメ
www.kyuujitu-no-gosankouni.com
難民キャンプで育ったキャロルと裕福な家庭で育った家出少女チューズデイが出会い、音楽を通じて互いを知り友情を深めていく多幸感に溢れた作品です。