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主に映画のあらすじと感想を書いてます。

ナチ公少年がユダヤ人少女に出会うコメディ映画『ジョジョ・ラビット』

 

 

軍服着た少年が鏡の前で「ヒトラーに全てを捧げます」と神にかけて誓っています。

少年の名はヨハネス・"ジョジョ"・ベッツラー

10才の男の子。

祖父の髪が金髪でないことにブチギレるほどのナチ公です(ヒトラーのいう優秀な血統は金髪、青い目、背が高い人)。

児童期にみられる空想の友達がジョジョにもいます。

その友達はアドルフ・ヒトラーです。

映画『ジョジョ・ラビット』は、

コメディの軽いタッチでヘイトを促す社会をからかった作品です。

 

ジョジョ・ラビット(※ネタバレ有り)

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監督:タイカ・ワイティティ

脚本:タイカ・ワイティティ

出演:ローマン・グリフィン・デイヴィス、トーマシン・マッケンジー、タイカ・ワイティティ、サム・ロックウェル、スカーレット・ヨハンソン 他

公開:2020年1月17日(日本)

 

ビートルズの『抱きしめたい(I Want To Hold Your Hand)』がオープニングに流れ、

ヒトラーの集会で歓声をあげたり泣いたりする人々の映像と重なります。

タイカ・ワイティティ監督曰く、

ビートルズとヒトラーはカオスと騒ぎを引き起こした人たち、

ヒトラーの集会はビートルズの映像とそっくりだからとのこと。

 

平成2年生まれの僕はビートルズ人気と言われてもピンとこないけど、

ベイブレードが大流行してどこのオモチャ屋も売り切れの中、

風の噂で「あそこのトイザらスにいついつ入荷するらしい」と知り

小学生が押し寄せたみたいなことなのでしょうか?

 

ヒトラーユーゲント合宿に行くための準備をしていたジョジョは、

テンション爆上げで家を飛び出し、道行く人々に

「ハイル・ヒトラー!ハイル・ヒトラー!」

ピョンピョン跳ねながら挨拶するジョジョの姿はとても可愛いのですが、

ナチに染まってしまっているのが悲しいです。

子どもは周りの大人をみて簡単に染まってしまいます。

 

合宿では銃剣や手榴弾の使い方などを学びます。

座学もあります。ユダヤ人についてです。

ユダヤ人はキバがあって、舌はヘビみたいに長く、

大昔に魚とエッチしたからウロコがあるといって、

バケモノなんだと子どもたちに植えつけます。

ジョジョはユダヤ人を見つけてヒトラーに差し出したら、

親衛隊に入れてもらえるかもと考え、

「ヤーヤーヤー」とナイフを突き刺すイメトレをします。

 

 

 

ジョジョは合宿中、自分が投げた手榴弾が跳ね返ってきて大怪我して家に帰ります。

街ではドイツを騙したとされ、反ナチスの人々が絞首刑にあっています。

目を背けるジョジョに母親は「見なさい」と言います。

「この人たちは何をしたの?」

「やれることよ」

実はジョジョの母親は反ナチスで、家の屋根裏にユダヤ人の少女を匿っていて、

ある時そのことをジョジョが知ってしまいます。

ナチ公のジョジョは通報しようにも、自分の協力者として殺されてしまうから八方塞がり。

空想の友達ヒトラーは言います。

「もっと調べてみろ、1匹だけじゃなくて100匹いるかもな」

ゴキブリ扱いです。

 

ユダヤ人少女と出会ったナチ少年は、

周りの言うことを鵜呑みにするのではなく、

自分で正しいことを考えるようになれるのでしょうか?

『ジョジョ・ラビット』

笑顔がキュートでウインクが下手なジョジョは見ていてめちゃくちゃ可愛いし、

コメディなのでめっちゃ笑えます。気軽に見てください。

お子さんとも見てください。

ここからホロコーストや人種差別について興味を持つ人が増えてくれれば良いなと思います。

 

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