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【映画】僕の両親が離婚する時もこんなだったのかなあ「マリッジ・ストーリー」

僕は2020年度で30歳になるのですが、同級生で結婚が早い人だともう子供が2人くらいいて、でも皆幸せなのかといったらそうではなく既に離婚をしているヤツもいます。

この間離婚したヤツに会ったら、子供2人と妻との生活のためだと仕事に没頭していたらそこから生まれたすれ違いで別れることになったんだとか言っていました。

僕の両親も離婚していて、正月帰省した時に母が今だから言えることを話してくれました。

 

さて、今回紹介するNetflixオリジナル映画「マリッジ・ストーリー」は、アダム・ドライバー演じる演出家の夫とスカーレット・ヨハンソン演じる女優の妻がすれ違いにより離婚をする物語です。

かつては愛し合っていたはずの二人が望んだ円満離婚はこじれて離婚裁判にまで発展してしまうのですが、それでも夫婦として過ごしてきた絆が確かにある。優しくて儚さも感じる音楽がまた素晴らしい、不思議な離婚劇です。

 

マリッジ・ストーリー(※ネタバレあり)

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感想:僕の両親も離婚する時はこうだったのかなあと重ねながら見てしまいました。

ニコールの長所は−

 

気まずい場面で相手を気遣えることろだ

人の話をよく聞く

そして話が長引く

善良な市民だ

 

家族の問題に関しては妻が常にうわてだ

うまく僕を促してあとは自由にさせる

 

家族の髪も切る

どういうわけか 飲まないのに紅茶をいれる

片づけや皿洗いは苦手だけど 僕のために努力している

 

ニコールはLAで映画人に囲まれて育った

母親のサンドラや姉のキャシーと仲良しだ

 

贈り物のセンスがいい

息子と本気で遊ぶ母親だ

遊ぶ時はとことん遊び妥協しない

そして時にやり過ぎる

 

妻はすごい腕力でビンのふたを開ける

そこがセクシーだ

常に冷蔵庫をパンパンにして食材を切らさない

マニュアル車に乗れる

 

「彼女のすべて」で映画スターの道が開けたのに

僕の舞台に出るためNYへ

勇気がある

 

踊りがうまい

見てると踊りたくなる

 

妻は知ったかぶりをしない 映画にせよ本にせよ

僕は忘れたとか言ってごまかすけど…

 

僕の無理難題に応えてくれる

僕が一番好きな女優だ

 夫チャーリーが妻ニコールの長所を僕ら視聴者に教えてくれるところから物語は始まります。この後に妻から夫の好きなところを教えてくれて、これまでの夫婦生活を切り取って見るととても幸せそうに思えました。

ですがこれは離婚のための第一歩で、まずお互いの良いところを伝え合い、結婚した時のことを思い出し円満に離婚できるようにするというやつらしい。

その第一歩をニコールは拒否し、結局お互い伝えずじまいになってしまう……そのうちニコールは紹介された弁護士を雇うと、資産やら親権やらをできるだけ取ろうとしてくるのでチャーリーも弁護士を雇うと話が拗れ泥沼に……

 

NYで夫のために演じて自身が縮こまるよりも、話をいただいたテレビドラマの仕事をして輝きたいとLAでの暮らしを望むニコールですが、チャーリーは劇団のあるNYで暮らしたいしそれこそが皆の幸せだと思っていて。

ニコールはこれまでチャーリーに尽くしてきた、何もかも夫の好きなようにしてきたと言いますが、チャーリーも我慢していることはあったようで。

チャーリーは劇団の一員と不倫してしまった猛省すべき過去があるのですが、それはニコールからの愛情が感じられなくなってしまったからだと(それでもダメだけど)。

別居するようになり今日はチャーリーが息子と遊ぶ日、今日はニコールと息子が遊ぶ日と片方ずつと接する、まだ小学校にも通っていない息子ヘンリーは一体どんな気持ちなんでしょうかね。

 

 

 

僕は中学二年生の夏に両親が離婚して母親と引っ越したのですが、そういえば引っ越す少し前から急に親父だけと外出することが増えたんですよね。楽しいんだけど、終わりが近づいてきているのが感じ取れて複雑な気持ちだったなあ。

「マリッジ・ストーリー」は年末年始に実家で見ていたのですが、僕が結婚を考えていることもあって、母が結婚だったり離婚だったりのことをいつもより多く話してくれたんですよ。

母は若い頃からつい最近まである病気にかかっていたのですが、環境が変わったら病気も治るかもしれないと思って、その時に知り合った親父と成り行きで結婚したんだそうな。だから親父に対して今でも申し訳ない気持ちでいると言っていました。

まあ親父も自分勝手だったし悪いところがいっぱいあって、ていうか今更昔離婚したことがどうとかは全然思っていないのでどうでもいいんですけど、まあ両親ができなかった本当に愛し合った夫婦ってのに僕は憧れてしまってはいます(ドラゴンボールのヤムチャみたいなこと言ってんなあ)。

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ヤムチャ「はっきりいって オレは結婚というのにあこがれている!!」

 

愛し合っている二人でさえも、お互いに尊敬している二人でも、こういうことになってしまうんですよって教えてくれるのが「マリッジ・ストーリー」なんだと思います。

でも離婚するっつっても、ニコールが困っていることがあったら別居しているチャーリーが手を貸しにくるし、ニコールはチャーリーの髪を切ってあげるし。離婚しても夫婦として過ごした絆のようなものは確かにあるのが不思議に思えるのですが(結局離婚した1年後にはチャーリーもLAでの仕事を受けてLAで暮らすようになるのがまた意地悪な運命……)、実際僕の両親も離婚してからの方が穏やかだしそういうものなのかなあ。

この作品をみて、結婚も離婚もお互いの思いやりなのかなと若造なりに感じたのですが、結婚してジジイになった時にみたらまた違った思いになるんでしょうかねえ。

 

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離婚に向かう現在と愛し合っていた過去を交互に見せられるトラウマ離婚劇です。子供みたいな趣味をずっと持ったまま大人になった僕みたいな奴が見ると凹みます。ラストの打ち上げ花火が印象的。

あ、「マリッジ・ストーリー」はお互いの愛情がどことなく感じられるし、クスッと笑えるシーンもあって(息子との生活を探りに来た調査員の前でカッターで手を切っちゃうシーンとかウケましたね)マイルドな作品です。