ハードボイルドなルパン三世「LUPIN THE IIIRD」シリーズ。「次元大介の墓標」「血煙の石川五ヱ門」に続く今回は不二子ちゃんが主役の、横領された5億ドルを巡る物語です。
LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘(※ネタバレ有り)
主な登場人物
峰不二子
泥棒です。今回の不二子ちゃんは、ランディというおっさんが横領した5億ドルを狙いランディの家でメイドをしています。すると横領された会社から殺し屋を送り込まれランディは自殺、金の隠し場所を知るランディの息子ジーンと共に不二子は逃げます。
ビンカム
5億ドルを横領された投資会社(表向き)コドフリーマイニングに雇われた殺し屋です。なんか改造されているっぽい。食料である木の実をバリバリ食べながらジーンを追います。
ブルース・リーやユマ・サーマンでわかるように、アシックスの黄色いスニーカーを履いているやつは強いです。
ルパン三世
泥棒です。5億ドルをあげるから父親を死に追い込んだビンカムを殺してほしいと少年ジーンから依頼を受け、相棒の次元と共に動きます。
次元大介
ルパンと共に盗みを働く腕利きのガンマンです。今回の次元は服装が紫のTシャツにグレーのジャケットがオシャレでした。
前売り券特典、来場者特典、劇場グッズ
前売り券特典はミニクリアファイルで、来場者特典は細長いポストカードでした。グッズのポストカードは今回バラ売りが無かったため、次元しか必要ないんだけどなあと思いながらもセット購入しました…
感想:今までみたいに色気の通じない殺し屋と言うことを聞かない子供相手に不二子はどう切り抜けるのか
舞台は乾燥地帯。殺し屋ビンカムに追われ荒野を逃げる不二子とジーン。横領された5億ドルのありかはジーンが知っていて、実は不二子も5億ドルを狙ってランディとジーンに近づいていたのでした(まあいつも通りの感じ)。
ジーンは5億ドルを父親ランディの敵討ちの報酬にしてしまい、金のありかを不二子には教えてくれず、殺し屋ビンカムはサーカスの猛獣のように雇い主の命令に従うがまま襲ってきて色仕掛けが通用する相手ではありません。で、今回は不二子が主役ですから、どうやって不二子がビンカムを倒すんだろうと思っていたらまあやっぱり色仕掛けでしたね。初めて人間として接してもらえたビンカムは戸惑い…って感じでした。
一方、ジーンから敵討ちの依頼を受けたルパンと次元は辺りを探るうちに、前作「血煙の石川五ヱ門」の殺し屋ホークと今回の件の繋がりを見つけ、誰かが殺し屋を製造し自分たちの元へ送り込んでいることを知ります。ビンカムを雇った会社コドフリーマイニングに銃をつきつけ(ここの次元がまたカッコイイのよ)黒幕を聞き出そうとすると、「次元大介の墓標」の殺し屋ヤエル奥崎が外からスナイパーライフルで口封じをして謎のままに…!ん〜焦らすねえ!次回作が早く見たいです!やはりマモーは絡んでいるのか!?楽しみです!
あと最後に大好きな次元の話。前回はホークに襲われて銃を乱発したり逃げ回ってばかりでかっこ悪いところばかりが目立ちましたが、今回は最初の3Dメガネみたいなサングラス以外はずっとかっこよくて、気を失っていたジーンの目が覚めると急に拳銃をクルクル回し始めてドヤ顔してるチャーミングな一面も見られて大満足でした。