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【映画】大人になった今考える「劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲 完全版」

低迷していたゲームボーイを再ブレイクさせたゲームソフト「ポケットモンスター」は、コロコロコミックでギャグ漫画化やテレビでアニメ化されると多くの子供たちに知り渡り社会現象が起き、今でも新作ゲームやスマホアプリのポケモンGOなどで様々な層から愛されています。

今回はそんなポケモン人気を確固たるものにした劇場版第1作目の感想です。

劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲 完全版(※ネタバレ有り)

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主な登場人物

マサラタウンのサトシ

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ポケモンマスターを目指し旅に出た10歳の少年です。最強のポケモントレーナーを名乗る人物から招待を受け、嵐の中城へ向かうのですが、そこで待っているのは人間に造られたコピーポケモンの人間への逆襲でした。

ミュウツー

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遺跡で見つかったミュウのまつ毛からの遺伝子で造られた最強のポケモンです。知能も高く、人間が作れなかったポケモンのコピー装置を完成させコピーポケモンを服従させます。

 

感想:尻すぼみではあるが伝えたいメッセージ性は強く、今でもリメイクや実写版でオマージュされて語り継がれているのですね

 

今回のボス“ミュウツー”は、研究所の培養槽で造られた悲しき人造ポケモンです。研究所では様々なポケモンのコピーが造られていますが、その中に1人女の子がいます。その女の子は、アイツーといって、博士が亡くした娘アイのコピー。

死んだ人間のコピーを造ろうとしている人道を踏み外した博士は、「永遠の生命力を持つ」と言われる幻のポケモン“ミュウ”のDNAから最強のポケモンを創り出し、その強靭な生命力の秘密がわかればアイツーにも本当の命が与えられるかもしれないと、ミュウツーや他のポケモンのコピーを造っているのでした。「アイ、戻ってきてくれ……」

ミュウツーに意識が宿ると、アイツーがテレパシーで話しかけ、生まれたばかりの何も知らないミュウツーに生きるということを教えます。「あれはね、お日様。私たちを明るく、暖かくしてくれるの。」「これは、風。時には優しく、時には激しく、励ましてくれるの。」「夕焼け空。明日もまた会おうねって。」「お星様と、お月様。真っ暗な夜が寂しくないように、みんな一人じゃないんだよって。」すると消えていくミュウツー以外のコピーたち。研究は今回も失敗。

てかこんなシーンあったっけ?全然覚えていないと思って後で調べたら、劇場公開後に完全版として追加されたシーンのようです。コピーとして造られた不完全な生命が、明日を夢見ているこのシーンは泣けますね。名シーンだと思います。

そして年月が過ぎ、目覚めるミュウツー。私は誰だ。何故ここにいる。なんのために産まれたんだ。誰が産んでくれと頼んだ。私を産んだ全てを恨む!とやや中二病気味なミュウツーは研究所を破壊します。

 

こんな具合に完全版の冒頭20分は主人公のサトシやピカチュウが一切出ずに、人間に造られたミュウツーの誕生秘話なのですが、ここがピークだった気がします。クライマックスはこれまでもこれからもポケモン同士を戦わせることでトップを目指していくのに、戦いをやめさせようとするサトシの行動は、「ポケットモンスター」のシステムに矛盾を生じさせて、あれ?って感じだったし(EDに小林幸子の歌を持ってきて大作感は出まくっていますが)。あと個人的に今までのことを無かったことにするラストは好きじゃないっすね。

でもまあ、小学1年だか2年の時に家族と観に行った時のことや、本編の前にイマクニの「ポケモン言えるかな?」が流れたなあとか、劇中にでてくる海賊は「おはスタ」のレイモンドが声あててるんだったよなとか、あの頃はサトシみたいな指出しの手袋に憧れて買ってもらったなあとか、それ以外の当時のことまで色々思い出しながら見ることができたので良かったです。

あと大人になった今ポケモンを見て感じたことは、サトシが仲間のポケモンやカスミのことをお前呼ばわりすることが引っかかりましたね。ポケモンを友達といいながらも、どこか下に見ている気が……ポケモンに指示して戦わせていること自体過剰な見方によっては動物愛護的な面倒が起きそうなアニメなんだし、あまり服従感は出さない方がいい気がするのですが、最近のアニメはどうなんでしょう。

 

話を戻して、この作品のメッセージはなんなのか。最初はミュウツーを力で制圧しようとするサトシは、こんなことは間違っていると気づきます。

人間もポケモンもコピーも本物も生き物であることには変わらなく、力でぶつかり合うのではなく、他者を拒むのではなく、愛を持って共存しなきゃいけない。小学校の道徳の時間に散々いわれてきた道徳的な心ってことですかね。

でもそれって本当に大切なんですよね、きっと。そんでリメイクとかしているのは、これからも伝えていきたい大事なことなのでしょう。そんな思いがミュウツーの逆襲をみた子供たちに、なんとなくでも伝わっていればいいなと思いました。くどいくらい言葉で説明してくれるし伝わるよね。

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