平成2年生まれの僕にとって、友達と遊んだ思い入れのある家庭用ゲーム機と言えばNINTENDO64(ロクヨン)を第一に挙げます。
小学生の頃僕らがよく遊んだゲーム機は、プレステでもセガサターンでもなくロクヨン。4人対戦ができるから。学校から帰宅するとコントローラをナップサック(家庭科の授業で作ったドラゴンの絵が描いてあるやつ)に詰め込んで友達んちへGO!ロクヨンの3D世界で動かすキャラクターは思いのままでゲームに無限の可能性を感じました。
今回紹介する1冊は、そんなロクヨンで育ったあの頃の小学生たちにオススメのコチラです。
NINTENDO64パーフェクトカタログ
ロクヨンが発売した1996年から2001年の最後に発売されたソフトはもちろん、ロクヨン本体とコントローラのカラーバリエーション、拡張パックや「ピカチュウげんきでちゅう」のマイクなどの周辺機器も網羅されています。
高スペック故にソフトを作ることが難しいといった開発における問題、なんで「ドラクエ」や「FF」などのスーパーファミコン時代のキラーコンテンツが離れていってしまったのか、そんな中ロクヨンを引っ張っていったのは「ゴールデンアイ007」など海外発のゲームだったことや、その年はロクヨンに取ってどんな年だったのかなども記載されてあり、なるほどや懐かしいが詰まった1冊です。
今回はロクヨンのゲームソフト198作品から僕の思入れのあるソフトを書いていきたいと思います。
うちのNINTENDO64
うちのロクヨンは、普通の黒色です。小学生の頃トイザらス限定の金色ロクヨンを持っている友達もいたのですが、それが結構カッコよく見えて悔し紛れに「傷が目立ちそう」と言ってしまったことを思い出します(ごめん)。
当時小学生だった僕は、いろんなところにシールを貼るのが好きで、遊戯王ウエハースのおまけシール(城之内が使ってるイメージがあるワイバーンの戦士)を切って貼り付けたんですよね。エモいんで剥がさずそのまま使っています。
僕専用コントローラーのR,Lボタンにはブースターっぽいシールを貼ってメカ感を出してます。たしかこのシールは、メダロットのおもちゃ(アークビートルだったかな?)のやつだった気がします。
ちなみに普通の黒色ロクヨンには本体の一部と付属コントローラにグレーの配色が施されていますが、こちらはスーファミに慣れ親しんできた人が馴染みやすいようにという理由だそうです。
別売りコントローラは色取り取りで、僕はブルー、弟はグリーン、妹はレッドを使っていました。こういったコントローラのカラーバリエーションや3Dスティック、振動パックなどはのちに任天堂以外のゲームでも取り入れることになり、今のゲームの基盤を作ったといっても過言ではない、それがロクヨンです。
うちのゲームソフト
スーパーマリオ64(1996年発売)
スーパーマリオ64 [WiiUで遊べるNINTENDO64ソフト][オンラインコード]
- 出版社/メーカー: 任天堂
- 発売日: 2015/04/09
- メディア: Software Download
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例のごとくピーチ姫を助けにマリオが冒険にでるゲームです。マリオ初の3Dでキノコ城に飾ってある絵の中に入り込んでスターを集めるのですが、集め終わっても広いマップでただマリオを動かしているだけで楽しいです(ロード時間にマリオの顔をイジれるのも小学生の僕らには面白かった)。
僕は親戚のお兄ちゃんからもらいました。その頃はもうロクヨン円熟期で他にも面白いソフトがいっぱい出揃っていたのですが、後期タイトルにも負けないローンチタイトルにしてロクヨンの完成形といえるような素晴らしいソフトです(ロクヨンは3Dをマリオ(のようなアクションゲーム)を作るために特化されたゲーム機だったようです)。
久々にやりたいのですが、実家で行方不明になっているため弟に捜索願を出しています。
マリオカート64(1996年発売)
「まりおかぁと!」こちらも親戚のお兄ちゃんからもらいました。友達とレースやバトルで盛り上がったソフトです。アイテムを使って他プレイヤーに攻撃や邪魔ができるため誰でも1位になれる可能性があり皆が楽しめるパーティゲームです。画面を分割して4人対戦!というのが斬新だったなあ。
グランプリやタイムアタックなどやり込み要素もあるのですが、友達グループの中で飛び抜けて上手いやつがいると、誰も追いつけず先にゴールしてしまうため上手いやつの方が除け者になってしまいます。
マリオカート64[WiiUで遊べる NINTENDO64ソフト] [オンラインコード]
- 出版社/メーカー: 任天堂
- 発売日: 2016/02/10
- メディア: Software Download
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ぷよぷよSUN64(1997年発売)
僕がパズルゲーム「ぷよぷよ」を初めてプレイしたのがこのSUNです。同じ色のぷよぷよが4つ揃うと消えて、落ちてくるぷよぷよをどんどん消さないと画面いっぱいに埋まりゲームオーバーになるってやつです。
キャラクター毎に連鎖する際のセリフが違っていて「えい!ファイヤー!アイスストーム!」といったファンタジー系や「お茶!ほうじ茶!はと麦茶!」などお茶の名前を次々に発するキャラもいてそれが小学生だった僕らのツボにはまり、どうやったら連鎖できるか友達と集まってワイワイやってました。
小学生の頃は友達のをやっていたのですが、大人になってからブックオフで中古を購入しました(一人暮らしを始めた時、誰かが遊びに来た時のためにロクヨンを実家から持ってきていました)。
ディディーコングレーシング(1997年発売)
ドンキーコングの相棒ディディーコングが主人公のレースゲームです。バンジョーや虎、亀のキャラクターがめちゃくちゃ可愛いんです(キャラクターセレクトの時に踊ってるのがまた可愛い)。マリオカート64みたいなゲームでしょと思われがちですが、こちらはカート以外にも飛行機とボートも乗ることができて、1人プレイはただレースではなくアクションゲーム性もあるマリオカート64とは全く違った楽しさがあるレースゲームです。
バンジョーとカズーイの大冒険(1998年発売)
熊のバンジョーと鳥のカズーイが、魔女に拐われたバンジョーの妹を助けに(ゲームオーバーになると毎回妹が怪物に変えられてしまって嫌)大冒険にでるアクションゲームです。「スーパーマリオ64」のような箱庭タイプのゲームで、うまくアイテムを集められなくてもバンジョーとカズーイを動かしてコミカルなザコキャラを倒したりしているだけで楽しいゲームです。ロクヨンのゲームは絶妙なポリゴン感がキモカワキャラの面白さを際立たせて、変な動きとか変な言葉とかよく真似して笑ってたなあ。裏技を使ってバンジョーの巨大化した顔の状態でゲームができたり、子供たちの心をがっちり掴んだ傑作です。
友達が持っていた「バンジョーとカズーイ2」では、1人プレイのアクションゲームに加え4人対戦バトルも追加されました。
※実家で行方不明になっているため弟に捜索願を出しています。
マリオパーティ(1998年発売)
僕が小学生の時にロクヨン本体と一緒にサンタさんにプレゼントしてもらったゲームです。マリオのキャラクターたちがスゴロクをしてミニゲームやスター集めでゴールを競うパーティゲームです。任天堂以外にハドソンも関わっていて「桃太郎電鉄」っぽさがあります。
時間内に3Dスティックを回してゼンマイヘイホーをどこまで飛ばせるかというゲームがあるのですが、ハイスコアを出すために3Dスティックをグルグル回して、よく手のひらにマメを作っていました。あと全然関係ないことなのですが、水泳のビート板でアゴを高速摩擦してアゴの皮膚が向けたこともありました。小学生なんてそんなもんです。
ドンキーコング64(1999年発売)
スーパードンキーコング初の3Dゲームです。「スーパーマリオ64」「バンジョーとカズーイの大冒険」のような箱庭アクションゲームですが、特性の違うキャラクターを色々使い分けることができるところが2作品と違う点です(「スーパーマリオ64」を元にして作られた「バンジョーとカズーイの大冒険」を発展させたのが「ドンキーコング64」)。
ロクヨンの性能を上げる「拡張パック」が無いとできないゲームソフトで、ロクヨン本体の蓋を開けて剥がしてはいけないと書かれたシールを剥がして拡張パックを取り付ける子供たちのCMが印象的でした。
拡張パックをつけてゲームを始めると、クランキーコングがDJをしてドンキーコングたちが周りで踊るヒップホップなオープニングがクールです。
4人対戦も銃撃戦に肉弾戦に盛り上がります。テレビ画面を4分割して行う対戦は他のプレイヤーの画面も見えちゃうので、やり込んでくると相手がどこにいるのかわかっちゃうのもこの頃のゲームの特徴 笑
ドンキーコング64 [WiiUで遊べるNINTENDO64ソフト][オンラインコード]
- 出版社/メーカー: 任天堂
- 発売日: 2015/04/03
- メディア: Software Download
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バイオハザード2(2000年発売)
「スーパーマリオ64」「マリオカート64」と合わせて親戚のお兄ちゃんから貰ったのですが、雰囲気が怖くてすぐに止めました。ゾンビを撃った記憶がないです…
PS4のリメイク版でリベンジしてみようと思います。
マリオテニス64(2000年発売)
マリオテニス64 【Wii Uで遊べる NINTENDO64ソフト】 [オンラインコード]
- 出版社/メーカー: 任天堂
- 発売日: 2016/08/03
- メディア: Software Download
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「打ったら戻る、真ん中へ!」のCMが懐かしい。マリオたちがテニスで対戦するスポーツゲームです。マリオらしいアイテムが使える試合もあるのですが、アイテムを使わないちゃんとしたテニスの試合の方が楽しくて、キャラクターごとに特徴があり素早いキャラと使ってみたりトリッキーなキャラを使ってみたり、ボレーやドロップショットもできて戦略を練るのが楽しかったです。後にアニメ「テニスの王子様」の放送が始まると小学生の間にテニスブームが起こり、マリオテニス64も長く親しまれました。
※実家で行方不明になっているため弟に捜索願を出しています。おそらく、マリオ64とバンジョーとマリテニは一緒にいると思います。
と僕と弟が持っていたロクヨンのソフトはこんな9本(大人になってから買ったぷよぷよとやってないバイオを除くと7本)でした。友達と皆でワイワイできることソフトを好んで選んでいたように思えます。この頃の僕はRPGが苦手でゲームボーイの「ポケットモンスター」とスーファミの「スーパーマリオRPG」くらいしかクリアしたことなかったくらいで、ゲームは友達とワイワイ楽しむものでした。
プレステのようなCDではなくロクヨンのROMカセットは箱に入れたりせずにそのままナップサックに放り込んでも頑丈だったので、ソフトもコントローラも持ち運ぶことを視野に入れていたんでしょうね。
友達の持っていたソフトは、誰も映画007なんて見たことがないのに銃撃戦に熱中した(銃がない時のチョップの動作がツボだった)「ゴールデンアイ007」、僕たちの格闘ゲームと言えばこれ!簡単なコマンド入力とアイテムで誰もが楽しめる「ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ」、サファリパークのように移動する乗り物の中からポケモンの写真を撮る「ポケモンスナップ」など、ロクヨンには皆で楽しめるゲームがたくさんありました。
「NINTENDO64パーフェクトカタログ」を読んでいると、自分の懐かしゲームの他にも、麻雀ゲームが6,7作パチンコゲームが3,4作あってお父さんがロクヨンのコントローラを持って麻雀やってる姿を想像するとウケました。逆にRPGゲームが全然ないのもロクヨンの特徴ですね。そんなロクヨンの思い出が詰まったロクヨン世代にオススメの1冊です!
追記:実家からロクヨンを送ってもらった際に増えていたソフトと、中古で買い足したソフト
「NINTENDO64パーフェクトカタログ」を読んでいたら無性にロクヨンで遊びたくなり、実家に連絡して送ってもらいました(ありがとう)。ロクヨンが届くまでにウキウキして中古品で買ったソフトと、弟が友達から貰ったらしいソフトも紹介します。
ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ(1999年発売)
いいの!?スマブラ貰っちゃって!?やったー嬉しい!スマブラはマリオやピカチュウ、リンクにカービィなど任天堂の人気キャラクターたちの格闘ゲームです!一般的な格闘ゲームの体力制ではなく蓄積されていくダメージによって増える吹っ飛び率で相手をぶっ飛ばすというのが斬新で、豊富なアイテムを使って形勢逆転も当たり前なので誰でもできてしかも4人対戦ってのがすごい。格闘ゲームの革命な気がします。
あと隠しキャラが出て来た時の驚き。友達んち行ったらキャラが増えててビックリしたなあ。今ではインターネット上ですぐに情報が拡散しますが、当時は隠しキャラはもちろんわからないし、どんなゲームかもよくわからずにソフトを買って貰ってたりしてましたよね。
ポケモンスタジアム2(1999年発売)
映画「名探偵ピカチュウ」がとてもエモくてポケモンが好きだった頃を思い出し浸り中だったため購入。中古で105円(税込)でした。
www.kyuujitu-no-gosankouni.com
ゲームボーイ用ソフト「ポケットモンスター赤・緑・青・ピカチュウ」をGBパックに挿して、育てたポケモンをロクヨン上でバトル!ゲームボーイでは味わえない3Dの立体的なバトルが楽しめます。ミニゲームもいくつかあって1人で全部やってみたのですが、簡単な操作方法ですぐに決着がつくので苦もなく楽しかったです。ピッピの矢印を覚えるミニゲームが一番好きかも。
64で発見‼︎たまごっち みんなでたまごっちワールド(1997年発売)
中古で105円でした。小学生の頃、僕はゲームボーイの「たまごっち2」ってゲームにどハマりしていた時があって、たまごっちのキャラが結構好きでした。この64のゲームはすごろく的なパーティゲームですが「たまごっち」なのでお世話をしたり、ますが進むとたまごっちも成長したりして可愛いです。ただマリオパーティみたいにすごろく中4人でやるミニゲームが頻繁にできるわけではないので、みんなでパーティゲームをやっている感覚が薄く苦痛でしかたがなかったです…
栄光のセントアンドリュース(1996年発売)
弟が友達に貰ったゴルフのゲームソフト。「NINTENDO64パーフェクトカタログ」を読んでいて、誰も買わんだろと思っていたソフトがうちにあった…
こういうお父さん向けソフトは、子供がゲーム機を買ってもらうキッカケになるのでまあ必要っすよね。
バンジョーとカズーイの大冒険2(2000年発売)
バンジョー1が行方不明のため、2を怒りの購入!500円くらいした!2の内容も家を壊され仲間の命も奪われ怒ったバンジョーとカズーイの復讐劇っぽい。
1は1人用のアドベンチャーゲームでしたが、2では銃撃戦の4人対戦バトルも加わり早く友達とやりたいって感じです。
電源を入れると、懐かしの変なGBMや効果音が流れてそうそうこれこれ!ってなりました。
本編は難易度が下がったようで、そういえば1は小学生の頃は攻略本読んでもクリアできなかったなあ。やっぱ思い入れがある1がやりたいなあ。
「NINTENDO64パーフェクトカタログ」でチェックしてある懐かしのロクヨンのゲームソフトがまだいくつかあるので(ミッキーのレースゲームとかビーストウォーズとか)、今後も中古で買っていくつもりです。
ホント懐かしくてエモいのでロクヨン世代の方はぜひ読んでみてください〜。